台湾くろくま華語学院を運営していると「なぜ“くろくま”なんですか?」とよく聞かれます。
「アメリカは鷲」「中国はパンダ」「インドは象」などはイメージしやすいですが、台湾と黒熊ってイメージとしてあまり直結しませんよね。
国を象徴する動物や植物を「国獣」や「国鳥」、「国花」と言い、よく硬貨やお札に印刷されていたりします。政府としてしっかり定めている国もあれば、その国の固有種を学者がなんとなく決めたりする事もあるそうで、世界的な認定機関がある訳ではないようです。
そして台湾の代表動物が台湾固有種であるタイワンザルや、ミカドキジや、タイワンヤマネコ(石虎)など様々な動物がいる中、タイワンクロクマは特に注目されています。タイワンクロクマは絶滅の危機に瀕しており、台湾黒熊保育協会という団体が保護活動を行っております。
可愛い写真が沢山ありますので、こちらのwebサイトも是非見て下さいね!https://www.taiwanbear.org.tw/
タイワンクロクマは台湾観光協会のキャラクターにもなっており、喔熊(オーション•OhBear)というで名前で空港や観光案内所などでよく見かけます。
また台北市観光局にも熊讚(Bravo)というタイワンクロクマのキャラクターがいて、当学院のインスタグラム投稿に公式の「讚讚(熊讚のニックネーム)」よりコメントでハートを頂いた事がありますよ♪
この様に実はクロクマは十分「台湾らしさ」を醸し出しているんですね。
「なぜクロクマなの?」と質問する方はほぼ日本人で、台湾人からすると「あー、はいはい」という感じです。台湾雑貨や観光土産もタイワンクロクマをモチーフにした物も多く、スターバックスのマグカップはとても可愛いですよ♪
学院の名前を考えていた時に「タイワンクロクマを使いたいなぁ」と漠然と考えていたのですが、親しみ易さやお子様にも読み易い様に“黒熊”を平仮名にしました。
当学院のキャラクター「くろくま君」も気に入ってもらえたら嬉しいです。この機会に台湾好きの皆様が黒熊グッズを集めたり、タイワンクロクマの保護に興味を持って頂けたら嬉しく思います。