台湾の旧正月・台湾の新年・台湾お正月

2022年2月1日は中華圏の旧正月です。大家新年快樂!
本日は台湾人が旧正月の大晦日から五日目までその日ごとに行う風習をご紹介させていただきます(o^ ^o) /

現在台湾くろくま華語学院にも貼っている台湾の正月飾りは、豪華でキラキラして可愛く、見ているだけでも楽しい気持ちになります♪雰囲気づくりだけではなく、当学院にいらっしゃる皆様にも良い運気を招き入れることができますように沢山飾りました!見学でも構わないので是非見に来て下さいね♪

✸「除夕」(大晦日): 大晦日は日本と同様にお正月を迎える前に大掃除をしたり、おせち料理を準備します。各家庭やお店などは赤い「春聯」を貼り、門や玄関、部屋の中には干支やランタン、爆竹等を模した飾り付けをします。準備が済んで実家に人が集まると「年夜飯」(大晦日の夕食)を食べます。「圍爐」とも言います。家族揃って鍋を囲み、一家団欒で楽しく食事をします。
日本のおせち料理も「昆布巻き(よろコブ)」という様によく縁起の良い名前の食べ物を用意しますが、同様に「年夜飯」もおめでたい言葉と似ている発音の食べ物を用意します。代表的な料理は「魚料理」で、年年有「餘」(魚)は「毎年経済的に余裕がある」という意味です。魚とお肉以外には「蘿蔔糕」(大根もち)と「年糕」(お餅)も用意します。「糕」は「高」と発音が同じで、子供たちの学業成績や大人の収入、社会的な地位が上がる事への願いが込められています。

食事が一息つくと「壓歲錢」(お年玉)を配り始めます。日本では親が子供にあげるのが一般的ですが、台湾では「成人して立派に働いています」という意味があり、年下の子供達には勿論、両親や祖父母、親族(年長者)にも渡します。紅い袋に入れて「育てて頂きありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えます。その後は家族や親族とゆっくり食事の続きしたりゲーム(サイコロや麻雀など)をします。そして午前零時になると爆竹を鳴らしたり花火を打ち上げて新年の幕開けを祝います。

✸「初一」(旧正月の初日):家族全員一緒に初詣に行きます。一年の無事、健康、仕事、学業、恋愛などを祈ります。参拝後は親戚の家へ新年の挨拶に行きます。これは「拜年」といいます。

✸「初二」(旧正月二日目):よく「初二回娘家」といいます。ここで使われている「娘家」は結婚している女性の実家の意味であり、「回娘家」は「母方・結婚している女性の実家に帰る」という意味です。結婚している女性にとって、この日は一番リラックスできる日とも言われています。旧正月は二日目に帰省する人が多く、この日は渋滞が起こりやすい日です。

✸「 初三」(旧正月三日目):「初三睡到飽」(寝放題の日)ということわざです。この日は人と喧嘩やトラブルが起こりやすい日なので、なるべく外へ出ていかないように、家で家族と過ごした方がいいと言われています。しかし昔の風習にとらわれない人もいるので、最近は「初三」から旅行に行く人も増えてきました。

✸「初五」(旧正月五日目):「初五迎財神」金運の神様を迎える日です。この日はよく「土地公廟」(金運を祈る神様)に参拝へ行きます。

このように旧正月は沢山の縁起の良い物に囲まれて華やかに楽しく過ごします。商店街や市場もいつも以上にキラキラ✨と飾り付けをして沢山の人で賑わいます。是非現地台湾で旧正月の雰囲気を味わってほしいです。私達も台湾への渡航が回復する日を待っています

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